一貫性の保持と変化への対応という二律背反に対応するためには

一貫性を保つ、ことと、変化への対応、両方とも必要です。ただ、うまくやらないと、変化に振り回されてブレブレになったり、一貫性にこだわり過ぎて変化への対応がおざなりになったりもしています。

一つは深い層の一貫性と浅い層の柔軟性、ということです。深い層、というのは、理念とかあり方とかどちらかというと抽象的な土台的な考え方、浅い層というのは変化や環境への対応や具体的な行動、ということです。理念、在り方をベースに現状に合わせて行動していく、ということが考えられます。なので、深い層としての理念や在り方はきちんと言語化しておいて持っておくことが必要です。

もう一つは、きちんと説明する、ということです。これは、対人的なことですが、自分自身は変化させることに必然性を感じてはいるものの、周りの人がそれについていけない、ということがあります。なんでそうなるのか、わからない、ということです。なので、変化が必要な理由、ということを話してあげて、そこの理由に今までの一貫性や必然性が感じられば納得できるのでは。

あとは、変化に振り回されているときはいったん立ち止まる。立ち止まる、というのは比喩的な表現で、落ち着いて、改めて自分の在り方等深いところに立ち戻ってみる、ということが必要でしょう。どうしても、周りの動きが激しいときは、状況の変化に振り回されがちなので、いったん、落ち着けてみる、ということも必要です。

あとは、両方の方向から考える、ということかな。ある事象が発生した時に、一貫性を重視した場合の解決策と、変化対応を重視した場合の解決策との両方を考えてみる。見比べながら、その状況での最適解をさぐる、ということもあるでしょう。

ということで、一貫性と変化対応のバランスを考えてみました。どちらかによってもダメなので、うまくバランスをとれるようしたいですね。

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