商品やサービスを絞るのは怖いけどやらないと仕方がない

会社でビジネスをしていると、商品やサービスをどの程度の幅でするのか、ということ、悩む時があります。どちらかというと、広げがちになってしまいますが、実は絞った方がいい、というお話です。

昭和の時代、それもバブルが弾ける前、というのは、日本経済も結構な勢いで成長していきました。そうすると、お客さんもそれにつれて増加してきます。そうなると、そのお客さんを取りこぼさないべく、求めるものを売っていく、ということになりました。なので、どちらかというと総花的な対応を志向しているという感じだったと思います。

他方、令和になるとあらゆるものが供給過多になってきます。つまり、漫然と商品やサービスを売っていても、なかなか、売れない、という状況になってきます。そうなると、品質や値段ということと、個性ということが求められてきます。つまり、自分の事業の定義を明確にしましょうということです。

絞り込んだ方が、提供する側は楽なのです。たくさんの種類の商製品やサービスを準備すると、負担が大きい。商製品であれば、仕入、製造や置く場所、それに売れ残りのリスクもある、サービスでも複数の種類のサービスがあるとそれだけトレーニングとかして提供できないといけないですよね。

絞り込む、ということはこれだけ合理性がある反面やっぱり難しい。例えば、「○○ありますか?」と聞かれると、つい、受けてしまうことありませんか。あと、ある程度の複数商品のうちいくらか売上が上がっているのを廃止する、というのは、ちょっと抵抗がありますよね。つまり、経営者や営業的な人にとって、短期的には、商品やサービスを絞ることは売上が減る、伸びない、、、となり、そこが絞り込みのボトルネックとなります。

とはいえ、きちんと商品やサービスを絞り込み、そこに経営資源を投入する、ということをしないと、選ばれるものにならなくなってしまう、ということ、あるでしょう。ですので、勇気を持って絞っていくことが必要です。

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