鍋物の締め、おじやをうまく作るコツ

鍋物の締め、うどん、ラーメン、餅等々ありますが、おじやというのも乙なものです。おじやだと、汁ごと食べるので、なべつゆに沁み出たダシそのものを味わうことができます。今回はそんなことをば。

基本的に、おじやにする場合はわりとどんなものでもあいます。寄せ鍋やカキの味噌鍋、しゃぶしゃぶなんかでもいいでしょう。ただ、すき焼きやキムチ鍋のように味が濃いものはおじやよりうどんとか麺類のほうが合うと思います。

まずは、ご飯を適量準備します。一人当たりお茶碗一杯弱くらいかな。鍋でお腹がいっぱいになっているのと、ご飯が汁を吸うのでかさが増すということもあるんですよね~。で、できれば、ざっと水で洗っておくと粘りケが落ちてさらさらと食べれます。

で、つゆに火をかけます。その時、ご飯に見合う量だけ水を足してください。ひたひたより少し多いくらい。そこから味をつけ直しますが、なべからいい味が出てるので、味付けはさらっと。塩、しょうゆ、酒くらい。味の濃さですが、汁そのものを飲んでも大丈夫なくらいがいいでしょう。気持ち少し薄めでもいいかも。味がたりなければ、あとで各自ポン酢やしょうゆを足せるのですが、濃すぎると引くことができないからです。

ご飯をいれて汁を煮立てます。そして、汁が煮立ったところで、卵とネギを入れます。卵は一人一個くらいが目安。で、ふたをして蒸らしてしばらくしたら完成。卵やご飯への火の通し方は好みです。蒸らしの時間をあまりとらなければ(1分くらい)汁っぽく卵も半熟です。他方、蒸らしの時間をきちんととるとごはんが水を吸って汁っぽさが減り、卵にも完全に火が通ります。ぼく個人は前者が好きなのですが、これはお好み。

ということで、鍋の締め、の一つの選択肢としておじやがあります。これは非常においしいので、是非是非作ってみてください。

料理/食