組織改革のための方法論〜後編

前回から引き続き、組織改革について考えてみます。じゃあ、上手くいっている組織の改革はどうしていくのか、ということです。この場合は、すぐには悪くならないのですが、放っておくと茹でガエルのようになってしまうので、注意が必要です。

まずは自分の中だけで不満を暖めておく、ということでしょうか?組織を変えよう、、と思っていても、そのまま時間が流れると、順応してしまい、変えようという気がなくなってしまうことも多いです。そうはならないように、心の中で不満を暖めておき、時期を待つ、ということが必要です。

時期を待つ間はどうしているか、、、というと、構想をある程度育てておく、ということが次の手となります。どこに問題があって、変えた後の理想像があり、そのための手段やプロセスあたりを考えておく。これを考えておくと、タイミングがきた時に、ポンっと改善策を出せることが可能です。

タイミングはどうやって図るか、一つは、時間がたって自分の権限や発言力が上がった時でしょうか。入ってきたばっかりだと、問題に気づいてそれについて改善策を提案しても、聞き入れてもらえない可能性が高いです。それは、自分が受け入れられていない、ということと、組織の文脈がわかっていないから。ある程度、自分の地位が高まれば変えることができるでしょう。

もう一つは、組織のなかから、そのこと、もしくは、そのことに関連することについて問題意識が出てきたからでしょう。HPのデザインを変えたい、と思っていたとしましょう。そんななか、売上が落ちているから、それについて改善策を考えたい、という、意見が組織のなかから出てきたとしましょう。そうした時に、売上の改善策をいくつか考え、その中でHPのリニュアルを織り込めば、HPリニュアルということは実行しやすい、ということです。

最後は、改革をどの程度重ねるか、、ということについてです。改革というのは、ある人は好きだけど、慣れている業務を変えていくので、結構負担がかかります。なので、それがいちどきに重ならないようにする、ということは必要でしょう。

ということで、安定している組織における改革をどうするか、考えてみました。これを参考にしながらまとめて貰えばと思います。

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