お客様を育てることの方法論

お客様とうまく付き合っていくためには、お客様ができる限りこちら側の意図に沿って動いてもらえるとありがたいですよね。じゃあ、具体的にどうするか、考えてみます。

まずは、初期設定は結構大切だと思います。つまり、最初に枠組みや役割分担を決めてしまう。そうすると、それがお互いにとっての当たり前となって、後からは変えにくい状況となります。そのため、できる限り自分にとってやりやすくて、相手にも負担にならないように、最初に取り決めておくことが必要でしょう。

それと、機先を制すことがあります。相手から言われる前に、こちらから提案する。会計事務所であれば、新しい制度への対応や、システムの活用方法を相手から言われる前にこちらから動いていく。打ち合わせにしろ、監査にしろ、こちらから働きかければ相手の方がそれに合わせてくれる、ということもあり、スケジュールとかもこちら側の思惑通りに動いていくことになります。

あとは、理由をつけてお願いする。この理由というのは、自分にとってのメリットではなく、相手にとってのメリットを挙げてあげる。そうすれば、相手にとっては、自分の提案に乗りやすい、ということがあります。とはいえ、メリットが出しにくい、ということもありますよね。そういう場合は、ダメもとでお願いすると、意外と通ったりします。断られるのは怖いですが、勇気を出してお願いしていかないと、何も変わりません。

その前提として、考え動き続ける、ということでしょうか。どうやったら、お互いにとってより良い、とか、仕事がしやすい関係になるのか、ということを意識すれば、方針や改善策が見えてきたりもします。それが浮かんだら、実行して、反省をしたり、逆に展開したりして業務を進めるといいとは思います。

ということで、お客様を自分が思うように誘導する、つまりは育てていく、ということが必要となります。もちろん、その代わりに自分もお客さんのために尽力するので、いい関係が構築できるのかなと。

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