さくさくと意思決定することだけがすべてではない

意思決定する、それはなにをするあたっても、ついて回ってくることです。世間では即断即決がいいように言われています。確かに、即断即決、いいこともあるのですが、必ずしもそれがすべてではありません。今回は、即断即決について批判的に検討してみます。

時間をかけることにより、よりよい解決策が生まれることがあります。これは、まずや、人に相談するとかネットや書籍で調べることにより、情報や刺激を受けてそれにより、うまく解決策が導けることがあります。それとともに、自分の中でも自然に思考が進むことにより、今まで悩んでいたことがすんなりと決断できる場合もありますし、また、ひょこっと、解決策を思いつくこともあります。これは、一説によると無意識の中で考え続けていたので、解決策がでてきた、ということです。

一般に、即断即決をする、ということはスピーディーに物事が進みます。その反面、車の運転と同じで、スピードを出し過ぎれば事故が発生する可能性があります。ただ、あまりのんびりしすぎると、物事が前に進みません。ので、バランス感をもって、意思決定をしてくことが必要でしょう。

自分としてのコツは、すぐには意思決定しない、ということがあります。特に、心の中で違和感であるとか、逆に高揚感であるとかを持つとそれに決定が引っ張られてしまいます。その場から少し離れると、冷静に物事を決めることができたりすることもあります。ただ、いつまでもそれをほっておくと、物事が決まらないので1~2日程度で決めるようにはしています。決めなくてもいいことは無理に決めない、ということもあるでしょう。

後は、物事の影響についてです。大きな意思決定(家を買う、転職する等)は時間をかけて、食事に行く、遊びに行くという軽いことはさくさくと決めていけばいいかと。小さな決断は失敗しても、ダメージは少ないし、そうやって失敗を繰り返すことにより決断の精度はあがってきます。

即断即決、かっこいいですし、時としてあこがれますが、必ずしもそれがすべてではないでしょう。決断の速度は人によって違うので、その人が心地いい速度、心地いい方法でできればいいのではないでしょうか。

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