無病息災ではなく、一病息災が実はしっくりくる

無病息災、というのは、病気を全くせず元気であるということで、ある意味理想的な状態といえましょう。ですが、現実的に、無病息災は難しく、一病息災のほうが現実的だ、という考え方、ともいえるでしょう。今回はそんなことをば。

無病息災というのは現実的に困難、ということがあります。特に今の世の中は寿命が延び、なにがしかの体調不良や病気というものは避けることが難しいです。その時、自分の心の中で無病息災であるべき、と考えていると、あるべき状態と実際の自分の状態が乖離するので精神的には結構しんどいです。

ということで、でてくる考え方が「一病息災」ということ。つまり、一つの病をもっていたほうがむしろ体に注意するので健康でいられる、ということです。やっぱり、体に不調や病があればそこに注目し健康に留意するので全体的に健康である、といえるでしょう。

特に、若いうち、中年期に、大病をしない、めだった持病がない、ということで健康に留意しないとどうなるか、、、。ある程度、年齢を経てから体を壊すと、体を壊すことに心が慣れていないため、精神的にもダメージを受けてしまうでしょう。また、そうなると、受け身の健康管理でこれだと病気状態を解消するのがやっとで、健康、とはいかないものです。

あと、一病息災、だと、心に救いを与えます。もちろん、大病になり大いなる苦痛を受ける、とか、障害状態になる、とかだと、この状態を救うのは難しい。でも、ある程度の病なら、「このくらい仕方がない、」、とか、「かえって健康にいい」と考えることもできるからです。

未分類