約束を守るためには「できない約束はしない」と

約束を守る、簡単で当たり前そうに思えて、実際にそれをするのは結構大変です。約束をきちんと守れるために、大切なことはなんなのか、考えてみました。

おそらく、一番大切なことは、「できない約束はしない。」です。勝てない戦はしない、に近いです。例えば、期限の約束もある程度余裕を持つ、とか、運用としてはそんな感じです。別の言葉でいうと安請け合いしない、ということです。

とはいえ、簡単なことのように見えて難しいのも「できない約束はしない。」ということ。なぜなら、その前提として、「できない約束」かどうかを判断する必要があるから。この判断を誤れば、結果としてできない約束をしてしまった、ということになります。

そうならないためにはどうするか。まずは、遊びを作っておく、ということが必要です。ギチギチ、ギリギリに設定すると、なにか不測の事態があったときに、期限が遅れたり、約束という行動をしなかったりします。なので、ある程度の余裕を持たせることが重要。

それとともに、持っておきたいのが先読み力。つまり、約束ということは将来に向かってすることなので、将来のことがきちんと予測できず、約束してしまうと、知らないうちに「できない約束」をしてしまっている、ということもあります。

それと近いものとして、状況のコントロ―ル力。状況のコントロール力がないと、突発的なことが起こった場合、それに流されてしまう、ということもありがちです。コントロール力があれば、将来の不確実性について、強く対処することがあります。

あと、マインドとして、有言実行を重んじること。案外、物理的に可能であっても、面倒臭くなって、つい、約束を果たさない、ということも時にはあるでしょう。どちらかというと、軽い、ささいなことであった場合にそういうことをしがちです。なので、そこに杭を打つためにも、有言実行を心に持っておく、ということが必要です。

約束を守る、そのための絶対条件としては、できない約束はしない、ということ。ただ、それをすることは簡単ではなく、いくつものクリアすべき条件があります。もちろん、100%完璧ではないため、ときに約束を守れない、ということもあるでしょう。ですが、上記のことができるようになれば、約束を守れる確率は高くなるのではないでしょうか。

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