会社勤めに向く人のパーソナリティ、及び、向かない人はどうすべきか?

会社員を長くやっていると、どういう人が会社勤めに向くのか、、、ということがなんとなくわかってきます。今回は、そういった人の特質を考えてみます。ここで注意してほしいのは、特質を挙げているのであって、善悪判断はしない、ということをご注意ください。会社員が向いている人はそこで活躍する、ということも意義があることでしょう。

言われたことをソツなくこなせる人

まずは、上司からの指示をソツなくこなせる、これが重要です。つまり、得意不得意が明確ではなく、ある程度のことはこなせる、ということです。というのは、会社勤めをしていると、必ずしも自分が得意とする仕事だけではなく、不得意なこと嫌なことを指示されることもあります。そういった場合でも、それなりな成果を出す、ということが必要でしょう。

やっぱり、やらず嫌いにはならず、好奇心を持ってその仕事に取り組む、ということが必要です。そうすることにより、最初は苦手でも、徐々に上達する、ということもあります。

どちらかというと、経験が少ないうちはえり好みせず、色々とやってみる。ある程度経験を積めたころあいで、うまく得意分野が担当できるように自分を持っていくといいのでしょう。とはいえ、時には不得意なことを振られることもあるので、そういったときにうまく切り抜けられることは、経験を積んだときでも必要です。

規則があるほうがパフォーマンスを高めることができる人

次は、規則により縛られているほうが力を出せる人です。通常、多くの人は社内規則がないほうがいい、と考えがちです。とはいえ、実際に規則がなくなってみると、仕事がしにくい、という人も一定量いるでしょう。かくいう私も、自由にどこでも仕事していい、と言われると、結構困ることもあり、フレックスな職場に勤めていても、結局、決まった時間に出社し、仕事をしておりました。

実は、規則がなくなってみる、縛るものがなくなるほうが、自分を律することが大変だったりもします。これが苦手な人は、規則がきちっとしている会社に勤めている、というのは決して悪い選択肢ではありません。

理不尽と思えることもで、ある程度は耐えれる人

会社勤めをすると、理不尽と思える目に会うことも往々にしてあります。特に、相性の悪い上司にぶつかると悲劇としかいいようのない状況となります。この時、これに耐えることができるかどうか。勤め先にもよりますが、大きな会社であれば上司は変わりますし、それを待ちつつ自分の力をためつつ、我慢する、ということができるか、ということは会社員としてやっていく大きな資質です。

とはいえ、注意したいのは、「理不尽と思える目」なのか、「本当に理不尽なのか」の見極めが必要です。これについて、自分自身で判断することは難しかったりもします。そのため、厳しいと思ったら、外部の第3者に相談するということも必要でしょう。外部の第三者なら、客観的に状況を判断できます。また、耐えられない、と思ったら、逃げることも大切です。真面目な人ほど我慢してしまうのですが、36計逃げるにしかず、ともいいますよね。

上司の意向を優先できる人

結局、会社組織で上がっていくためには、上司に評価されないといけません。そのため、自分の上司が多少気にくわなったとしても、うまく立てていく必要があります。上司と部下、どっちを見るか、というときに上司のほうを見る、ということも必要です。もちろん、部下からの信任がないと、上司の評価が下がるので、そういった意味では部下を大切にする必要はあるのですが。

会社員に向いていない人はどうするか

一つ、考えられることとしては、独立する、ということがあります。特に一番上で述べたように、「なんでもそつなくこなせる。」のではなく、「自分が専門性を持ちやりたいことだけをやっていたい。」ということであれば、会社員より独立したほうがうまくいくような気がします。

もう一つは、自分の望むように会社組織を持っていく、ということもあります。あまり、定時出社に厳しくない会社であれば、定時より少しはずす、というのもあるでしょう。また、明確な得意分野がある人であれば、それが生きるような部門を目指したり、上司等と交渉して仕事の内容を考えてもらう、というのも一つでしょう。

いい上司を見つける、というのも一つですよね。

まとめ

ここでは、会社員に向くパーソナリティについて考察してみました。決して、会社組織も悪いものではなく、その中で力が発揮できるのであれば、そこに活躍の場を見出すことは非常に大きな意義があります。他方、会社員に向いていない人は、組織の中にいるかどうかを考えて、組織の中にいる場合は自分にとって居心地がいいように会社組織を変えていく必要があります。

 

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