本当に怒っている時はもう怒っていない

あることについて、怒っている人がいたとします。ところが、状況は変わっていないのにも関わらず、怒らなくなるということあるでしょう。それは、怒りが消えたのか、というと実はそうではない、ということ往々にしてあります。今回はそんなことなんかを。

表面上、怒っていなくても内心は怒り狂っているということ、往々にしてあります。逆に、怒られているほうは、「やれやれ、ようやく収まったか。」などと考えていることがままあります。そうすると、どこかで、怒っているほうが思い切った手段をとり、それが人間関係に致命的なダメージを与える、ということもありますよね

どうして、このようなことが起こるのか。まずは、怒るのはやめたのはその人やそのことに絶望したから。怒る、ということは、ある面、怒ることにより状況が変わることを期待しているから。なので、「怒っても意味がない。」と判断すれば、怒ることをやめます。

もう一つは、その人に働きかけること以外に思い切った手段を考えているから。例えば、別れであるとか、契約解除であるとか。こういったことには準備が必要なことが多く、相手に気取られないように隠密に事を進めます。なので、準備が整うまでは大人しくしており、準備が整ってからやおら行動にでてきます。

ということで、ある人が怒っていて、ふと、おとなしくなった、というときは、実は結構まずい状態だったりもします。この状態で放置すると、怒りが行動に移され、結構、よろしくないことも起こったりします。逆に、この時期に手が打てれば破滅的なことは回避することができます。結局、状況が変わらないので、相手が怒るのをやめた場合は、黄色から赤信号に変わりつつある、ということに気付けるかどうかが一つのポイントとなるでしょう。

未分類