失敗ができない理由、と、それへの対処方法

今の世の中、失敗する、ということが、しにくいですよね。もちろん、失敗してはいけない、という場合もあるのですが、そればかりだと身動きがとれなくなってしまいます。今回は、どうしたらいいか、も含めて書いてみます。

失敗する、ということはなかなかやりにくい面があります。まず、失敗すること自体がストレスになります。失敗すると、がっかりして、そのこと自体をしたくなくなります。それと、周りの人からの目。やっぱり、この社会は失敗すると批判されたり割る国と言われたりすることも多く、これも失敗することのストレスを増加させます。ネットやニュースを見ると、なにか、まずいことがあると、叩かれてしまうことが非常に多いので、無難にやりすごしたい、と思う人が多いと思います。

確かに、失敗するとまずい、ということも多いです。一番わかりやすい例としては、お医者さんが失敗すると生死や健康に直結しますよね。あと、僕のやっている税務申告でも間違えるとお客さんに迷惑がかかってしまいます。あとは、車の運転も失敗は事故につながるので、慎重にしたいところ。

とはいえ、失敗を避けてしまう、というのも問題です。失敗を恐れると、行動が無難に無難になってしまい、新しいことにチャレンジできなくなります。また、人は失敗を通じて上達していくため、失敗しないということは上達もなかなかできない、となってしまいます。

では、どうすればいいか。まずは、一つはマインド。つまり、時には失敗してもいい、とか、失敗を通じて上達する、というと思っていること。あとは、人の批判を気にしすぎない、ということも大切ですね。また、組織として失敗をおそれさせない場や雰囲気を作る、ということもあります。よく、海外の大学だと、クラスパティシペーションといって発言すること自体を求める、ということもあります。それと、失敗できないことでも練習やシミュレーションの場を設けるというのあるでしょう。税務申告であれば、練習問題や事例を解いてみる。それだと、失敗しても問題にはならないでしょう。制度的にも医療や運転は免許が必要で、免許を取る過程で失敗できるようになってきます。

というわけで、失敗はいやなものだし、時としてできない、ということはあるでしょう。とはいえ、それをすべて避けると成長はないので、失敗を恐れないマインドだったり、許容できる仕組みを作って、失敗できる状況を作ることが大切でしょう。

 

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