上司の役割は部下の仕事をスムーズにすることにある

上司としての仕事、色々な役割があるかと思います。そのうちの一つとして、部下がする仕事をスムーズにする、ということがあるでしょう。今回はそのことについて考えてみました。

その人にあった指示を与える

まずは、その部下の人に適したレベルの指示を与えます。部下によって経験や能力が異なるので、指示のレベル感を人によって変えていく必要があるわけです。

ある程度、能力、経験のある人、であれば、目的だけ示して詳細や手段は任せてしまう、ということはあるでしょう。そういう人に細々とした指示を出すと逆にうまく力を出せない可能性があります。逆に、経験の乏しい人、であれば、目的のみならず詳細なやり方というのを指示する必要があります。このように、同じ仕事を指示するとしても、部下の状況に応じて指示の出し方を変える必要があります。

上流の混乱を解消する

部下に対して指示を出す人の間を調整することが必要です。部下として辛いのは、複数の上司がいて、それぞれが相反する指示を出してくるとき。そうなると誰の言うことを聞いていいのか、混乱しますよね。そういう場合に、上司としてあるべきなのは、上司の間をうまく調整して相反する指示が出ないようにする、矛盾するところはその矛盾を解消するべきです。そうすると、部下としては指示に従いやすくなります。

肩書を使って支える

肩書、そんなものは気にすべきではない、と思いつつ、世の中にはそこを気にする人は多いです。そのためにも、肩書が必要なときにポンと顔をだしてあげます。例えば、担当者同士ではうまく話が進まない場合でも、部長は少し顔を出すだけで、状況がスムーズに進む可能性があります。肩書が大きい人が動くというのは、お客さんや他部門のほううから見ると大切にされている感が見えるので、与える印象がよくなります。どんなに優秀な部下でも、時として肩書が必要になるときがあるので、その場合は上司が動く必要があります。

まとめ

部下の仕事をスムーズに動かすためには上司側でも配慮が必要です。指示のレベル感を人によって変える、上司間の矛盾を調整する、肩書を使う、といったことがあるでしょう。

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