会計人であるべきか、商売人であるべきか

会計を業としている人であれば、1度や2度はぶち当たってしまう課題であります。自分たちの正義か、それとも関与先の意向か、どちらをとるか悩むということありますよね。今回はそんなことをば。

会計人、というのは、会計的、もしくは税務的に正しい処理をしよう、とすること。一見、当たり前だろう、と思われるのですが、必ずしもそうとは限りません。

関与先には、利益や納税額、それに、業務プロセスの運用と様々なことにわたり、事情なりこだわりなりがあります。それに対して、完全に正しい会計処理、税務処理を強制しようとすると、いい顔をしない、とか、なにがしかの反発もあったりします。

また、会計処理や税務処理の善悪は白か黒か、というように明確にならないことも多く、グラデーションみたいに、あいまいな部分や主観が入る部分、時代の変化に法規制がついていけず、そもそも明確な規定が存在していない、ということもあります。

そういった、関与先の考えや意向について、こちら側の意見を押し付けると煙たがられたり、最悪の場合、契約が切れてしまう、ということもあります。なので、商売人としての観点に立てば、正しさはさておき、お客さんの意向を尊重するということもありえます。

会計人としての在り方、商売人としての在り方、どちらも大切です。が、時として矛盾することもあり、それをうまくバランスをとっていく、ということが必要になってきます。

ただ、どちらに重きをおくか、と言われると、やっぱり、会計人としての立場を優先するべきです。そこがグダグダになると、コンプライアンスに違反することになってしまい、そもそもの、業としての継続性に問題が生じることになります。

結局のところ、関与先の意向を確認しつつ、会計的、税務的な検討を重ね、ギリギリのラインを確認しつつ、時として関与先を説得したり、場合によっては断ったりする、という形でうまい具合のバランスをとっていく、ということが必要でしょう。

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