生きがいを一つに絞ることの怖さとその対策

生きがい、ここでは、使命であるとか、目標であるとか、すべきことであるとか、楽しみであるとか、それを総称して、生きるための支え、ということにしておきます。それを一つに絞ることにより、推進力は出るものの、落とし穴もあります。今回は落とし穴とその対策について考えてみましょう。

一つに絞り込んでしまうと、それが無くなった時のリカバリーが大変なのです。生きがいがなくなる、やることがなくなる、生きる意欲がなくなる、ということに繋がりやすいのですね。

例えば、仕事に専念していた会社員、定年により退職すると抜け殻になってしまう。子育てがひと段落すると空の巣症候群になってしまう。趣味がなくなってだらっと過ごしがちになってしまう、なんていうこともあるでしょう。

何か一つに専念することはいいことですが、それがなくなった時に、ズボッといってしまう可能性がある、ということなのです。

じゃあどうするか。一つは、いくつか生きがいを持っておく。それは一つの分野でもいいですし、別々の分野にまたがってもいいでしょう。仕事であり、家族であり、趣味であり、社会的活動、や、交友関係等等。複数あれば、一つなくなっても、残っているもので埋め合わせることができますよね。

あとは、無くなった時の後を考えておく。仕事であれば定年、子供であれば卒業というようになくなるタイミングが予見できる時ありますよね。そういう時は、その後どうするか考えて備えておく、ということもできます。退職したら、別の職業につく、ということもあります。

それに近いのですが、リカバリー力をつける。特定の生きがいが無くなった、という時に、パッとリカバリーできて、異なる生きがいをすぐに見つけれれば、結構、スムーズかなぁ。若干、泥縄かもしれませんが、やりがいが無くなったら次を考える、というのもいいかもしれませんね。

ということで、生きがいを一つに絞ることの問題とその対策を考えてみました。やっぱり、複線的に生きるのがいいかなぁ、ということですね。

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