システムを業務に合わせるのではなく、業務をシステムに合わせることの大切さ

どうしても、特に日本人は業務をシステムに合わせるようにしがちです。そちらの方が、業務への変化がそれほど多くはないですからね。ですがそこには落とし穴があります。

まずは、お金がかかります。パッケージを買ってくれば、結構安くなるのですが、業務に合わせるとなると、カスタマイズがある程度できないといけません。また、カスタマイズをすればするほど工数がかかり、不具合も出やすくなります。なので、あまり、システムを変えない方がいいのです。

また、システムを変えられると、部分最適になりやすい。つまり、声が大きい人が得できるようになってしまいます。結局、カスタマイズができるとなると、その人の意見が通りやすくなるのですよね。とすれば、部分的には使い勝手が良くても全体とすると、あまり良くない、ということが起こってしまうことが往々にしてあります。

あとは、システムが想定している業務プロセスは、システム会社が研究を重ねた、ある種、理想的な業務プロセスです。そのプロセス自体が効率が良かったり、よくできていることも多いのです。つまり、業務プロセスをシステムに合わせることにより、業務プロセス自体が改善されたりもします。

ということで、つい、システムを業務にあわせがちです。まあ、それも大切ですが、やっぱり、業務の方をシステムに合わせた方が、長い目で見て良かったりもするのでは、と思います。

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