経営者の仕事はいくつものこまをくるくると回すことである

経営者の仕事、とは、なんだろう、と考えることがあります。それは、結構、多くのこまを同時に回していることと例えられるのでは、と考えます。今回は、そんなことをば。

こまを回す、というのは、大きく3つのプロセスに分けられます。まずは、こまをまわす。くるくると回っているのをみている。調子が悪くなったら、回し直すかこまを止める。他のこまがくるくる回っている間に、別のこまを回すことによって、いくつものこまが同時に回転することになります。

経営者の仕事も、それに例えられる。まずは、部署なり事業なり、プロジェクトなり、役割なりを立ち上げる。立ち上げるために、方針を決定したり、計画を練ったり、人を配置したり、場合によっては雇ったり、自分でも最初はしてみる、研修を受けさせる、マニュアルを作る(作らせる)、というようにここで自分の力なり智恵なりを使って物事を動かし始めるわけです。

で、次の段階として、物事が流れている間はその状況を報告を受けたり観察したりして、ちゃんと確認している。うまくいっているようであれば、あまり口は出さない。もしくは、別のことに着手したり手を加えたりしている。そのことがうまくいっている間は、目は向けつつも、そのことに手はつけないようにしておくことです。

そのことがうまくいかなくなったら、そこで手をかけるわけです。例えば、相談に乗る、テコ入れを図る、人員を投入する、指示を出す、外部の助けを借りる、自分が動く、等等。多少の微調整でうまく流れることもあるし、場合によっては、かなり荒療治をしたり、止めるという判断もしたりするでしょう。大切なのは、回っている間もきちんとみていて、まずい、と思った腹から手を加えるのがいいですね。

そうこうしながら、いくつものことを同時並行させながら、全体としてきちんと回っていることを確認する、ということも大切です。それがきちんと回るシステムを構築するのが、経営ということなのかな、、と考えます。

ということで、経営者の仕事はたくさんのコマを回すことに似ているということでした。

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