経営者は会社や事業の骨格を作るのが仕事であーる

経営者とは何をする人か、と聞かれた際に、そのうちの一つとして、考えられるのが、骨格を作る、基礎を作る、ということだと思います。ここでは、経営者というのは社長1人という場合もそうですし、そのほか、取締役会みたいに集団指導体制の場合も経営者に含みます。では、詳細を述べてみましょう。

まずは、会社や事業としてのビジョンとか理念とかを作るわけです。それを社内に共有、浸透を図っていくことになります。ようはこのビジョンや理念をベースに会社を動かしたり制度を作ったりしていくことになります。

そのビジョンや理念を基礎として、会社のビジネスや制度を作っていくことになります。この場合に必要なこととしては、経営者としての大枠やイメージを作る、ということになります。別の言葉でいうと、理想とする状態を描いておく、とも言えます。

細かいところは、部下やコンサル等外部者に任せていく、のですが、大枠やイメージがないと丸投げになってしまい、結果としてうまくいかない場合が多い。やっぱり、大枠やイメージがあれば、任されたほうもやりやすいし、実際の仕上がりをチェックしたり調整したりすることができます。やっぱり、特に理想と現実は異なるので、どこかで調整することは必要となってきます。

そういうことで、経営者としては、個々の制度について骨格を作る、ということが主業務の一つとなってきます。そういうことがあれば、ジェネラリストとして経営にかかわること全般を知る必要がありますし、MBAもそういうことを想定してカリキュラムを組んでいるはずです。こういうようにかんがえると経営学というのは、座学ではなく実学なんだなー、と思います。

ということで、経営の骨格を作る、基礎を作るというのは経営陣の役割と言えるでしょう。

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