変化を見る場合に、量で表すことと、率で表すことの2つがあります。どちらの方が、より良いのか、、ということを考えてみます。例えば、10%増なのか、それとも10,000円増と表現するか、どちらがより変化の本質を掴みやすいでしょうか、ということです。
一言で言うと、両方です。当たり前といえば、当たり前ですが。それぞれの指標には、それぞれ向き不向きがありるので。言ってみれば、量と率の両面から見ると特徴が掴めると言うことです。
それぞれの特徴というか欠点ですが、率の方は元の数自体が小さいとミスミーディングを起こしやすいでしょう。例えば、2割値上げ!というと、結構、大きく感じますよね。ですが、1,000円のものが1,200円となったところで、それは大きいとは言えないだろう、ということです。
逆に額ですが、元の数が大きくなると本質を掴みにくくなります。例えば、売上 1,000,000円増加!と聞くと、結構、増えたように感じますよね。ですが、元の売上が10億あった場合、売上が1,000,000円増えてもね、という感じです。率にすると、0.1%増ということなので、こちらの方が雰囲気を表しているように感じます。
ということで、当たり前ですが、数字の変化を追う場合は、率と量、両方ともみたいものです。