時には今まで築き上げてきたものを捨てる必要がある~楊承琳から学ぶイメージチェンジ戦略

私が、「好きなタレントとかいるのですか。」と聞かれると、大体は適当に「う~ん。ひよっこかなー。」とその時注目されているタレントで答えてしまいますが(ついこの前までは「ガッキー」)、長い間好きなタレントといえば、楊承琳、台湾人の歌手兼俳優です。英語名はRainie Yang。今回は、このRain ieを題材に少し教訓めいたことを書いてみます。

さて、このRainie Yang、デビューしたのは2000年、”4 in love”というユニットの一人としてデビューしました。その後、ソロデビューし、歌であれば「曖昧」、「理想情人」、「雨愛」、「想幸福的人」、ドラマであれば「花より男子」、「悪魔で候」、「天使のラブクーポン」、「恋の始まり、夢の終わり」(日本語のタイトルはwikipediaより)と、2016年まで、歌手としても、俳優としても一線に立ち続けています。非常に、日本びいきの方でもあり、2013年か2014年くらいには、日本にもファンミーティングで来ていました。

こうみると、2000年~2017年と、17年もの間、一線に立ち続けています。流行り廃りの激しい芸能界で17年というのは非常に長く快挙だ、といえるでしょう。17年の間、理由を保ち続けてこれたのはなぜでしょうか。これには諸説あるのですが、そのうちの一つとして、彼女が2008年頃に行ったイメージチェンジ戦略があるかと思います。

2008年以前、Rainieはかわいい路線を走っていました。その時の彼女のニックネームは「可愛教主」、可愛は日本語でかわいい、つまり、「かわいい教主」というように、「かわいい。」で売っていました。ドラマの役も、歌手として歌う曲目も、かわいらしさを強調していたものが多かったと思います。

おそらく、俳優としてもそれなりに長い経歴を歩んできたので、少し変化をつけよう、と思ったのでしょう。2008年に出したアルバムの名前は「半熟宣言」。この、「半熟」というのは、女の子と大人の女性の間にある、という意味合いらしいです。ジャケットの写真も少し大人びたものになっています。このあたりから、徐々に大人らしさを出すようになっており、今になってfacebook等の投稿を見ると、大人っぽさが全面に出てきていると思います。かつては、Rainie 好きを広言をすると、「お前は何才なんだ?」といわれたのですが、今だとそこまでの反応はない、、、はずです。

ここから、学べるのは、時には今までの自分を捨てることも必要だ、ということ。Rainieもかつての「可愛教主」から大人の女性へとイメージチェンジを図ったことにより、タレントとして働ける期間をのびたということでしょう(もちろんそれだけではないことでしょうが)。どうしても、今まで築いてきたことを捨てるには、抵抗はあるのですが、どこかでそういうことも必要になる時がくることでしょう。その時に、躊躇せず、前に進めるようになりたいですね。

追伸

なお、このCD、2008年頃にRainieが「半熟宣言」の公開ツアーで上海にやってきたときに買ったものです。左下にあるサインはその時に書いてもらったものです。Rainieにはこの時に1回、東京でのファンミーティングの時に1回会っているので、そういう意味でも感慨深いタレントさんです。

 

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