関与先からぼんやりとした感じで聞かれた時には

会計事務所に勤めていると、「〜って、聞いたんだけど、、」という、若干ぼんやりした感じで聞かれることがあります。これ、結構、厄介なのですが、対応法を考えてみました。

社長とかは、活動的なのでいろいろなところで色々に過ごす人が多く、その過程で色々なことを聞いています。その中でも、「うまい話」は印象に残るらしく、「〜って聞いたんだけど」と、会計事務所に聞いてくるわけです。

で、難しいのは、内容が曖昧なことなのです。制度で名前とかを覚えておいてもらえればすぐわかります。でも、そこまで覚えていることはまずない。で、自分のアンテナにあれば「ああ、あれね」となるのですが、そういうことも少ない。実は、聞いた方もきちんと理解できていないこともあり、説明がズレている、ということもあり、なかなかたどり着くのが難しい。

とはいえ、すぐに「知らない」というと、単純に自分が知らなかっただけ、、だと、結構はずかしい。「こいつほんとは知らないんじゃない。」「とか、不勉強だな〜。」と思われるのもしゃくですよね。

じゃあ、どうするか、ですが、まあ調べてみて、それっぽい制度があるかどうか、を探しにかかります。でも、そういう時は往々にして見つからない。かすっているような制度を探して「これ?」って聞いてみる。もしくは、「今、探しているところだけど、よくわからない。もう少し、覚えていることがあれば教えて欲しい。」と聞いてみます。聞いた方もそこまできちんと覚えているわけではなく、「それならじゃあいいよ。」となります。

ポイントは、きちんと調べる、ことと、見つからなかった場合は勇気を出してそれを伝える、ということです。案外、うろ覚えで聞いてくることもあったりするので、臆せずに正々堂々と話すことが必要です。

会計/税務/監査