個人で事業をする時は、人、コミュニケーション、場の3つも売り物になるよ


個人で事業をする、例えば、レストランを開く、コーチ的なことをする、床屋を開く、等々があります。こういう場合、もちろん、自分の売り物である商品のレベルを高める、ということも必要です。ですが、いいものを作れば売れるか、ということであれば、そうではなく、人、コミュニケーション、場ということを意識するほうがいいでしょう。

まずは、人。つまり、その人の魅力や人柄です。会社や組織で仕事をする場合は会社という看板で仕事をしますし、それほどは個人の魅力。人柄は問われないと思います。ですが、個人の場合は、その人の人柄や魅力に魅かれてその仕事を受けるということはあるでしょう。僕も、個人で事業をしている人のお店にいったり仕事をお願いしたりしていますが、やっぱり、人柄であり魅力であり、ということは重視しています。同じ場所で同じようなお店を開いていたとしても、中にいる人がちがえば、行くかどうかは変わってくる、ということは言えるのではないでしょうか。

その次はコミュニケーション。ここでは、事業者とお客さんとの間のやりとりをさします。人柄や魅力のある人がいれば、コミュニケーションをとりたい、と思うのは人情です。なので、コミュニケーションをきちんとお客さんととっていく、ということは必要です。お寿司屋さんとかにいって、いつも大将がムスッっとしているとさすがにいきたくないですよね。今の社会、あまり、私的なコミュニケーションがとれるようなところがなく、そういったことを提供してくれると、「お願いしようかな。」となります。

コミュニケーションの先にあるのが場。事業者の周りに人が集まる場を構築できると、なおいいですね。場があれば、その中でコミュニケーションがたくさん発生します。事業者が忙しくてコミュニケーションができなくても、場の中でコミュニケーションが起こっていれば、場の中にいる人は満足します。場があれば、コミュニケーションしたい人、友達を作りたい人が集まってきて、それが一定の影響力を持つようになります。

ここで、別の観点から人、コミュニケーション、場の大切さを考えてみます。まず、値段だけでは大きな会社に勝てない、ということがあります。スターバックスのコーヒーはスモールで302円、個人でカフェをやっているお店でこの金額で出せるか、と言われると、結構難しく、この値段で出しているところはないでしょう。どうしても個人で出す方が割高になっていしまうのですが、その値段差を埋めるのが人であり、コミュニケーションであり、場であったりします。

あと、商品やサービスの質、というのも一つ大切なポイントですが、これだけに頼るのは危険です。というのは、新しく、同じような商品を出され、それが品質や価格の面で優れていると、あっという間にそっちのほうに流れてしまいます。そこに、人的な要素が入ると、人柄/魅力はその人特有なものなので、そう簡単には流されない、ということもあるでしょう。

ということで、個人で事業をする時に意識したいのが、人、コミュニケーション、場、となります。僕も買い手の立場になれば、そう言った面はやはり意識しますし。

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