このネット時代になぜ窓口に行くのか?

今の世の中、本の購入、物品の購入、ホテルやツアーの予約、セミナーの手配、預金の入出金、投資、古本の販売等々色々なことがネット経由でできてしまう時代です。そんな時代でも窓口、だったり、電話だったりをすることもあります。今回は、旅行の手配についてこのことを考えてみました。

今から、2年弱ほど前のことでしょうか。ヨーロッパに旅行しようと考えたことあります。その時は、ドイツかフランスにしようと、考えていたのですが、行ったことがないこともあり、ルートや訪問都市、予算感のイメージがつかずに困っていました。

もちろん、ネットで調べたし、旅行会社のパンフレットなんかも見ました。ですが、考えがまとまらない。こういう時は、人と話をしてみるに限る、ということで旅行代理店の窓口に。その担当の方と、色々と話をしていくうちに、3ルートほど航空券の値段を調べてもらうことに。

その時は、パリ着パリ発、ミュンヘン発ミュンヘン着、パリ発デュッセルドルフ発の航空券の3つの値段を調べてもらうとことに。ドイツ側の都市をデュッセルドルフにしたのは、窓口での話の中でパリで陸路で行きやすい都市はデュッセルドルフではないか、ということだったんですね。そうすると、なんと、パリ着デュッセルドルフ発が安かったので、「じゃあ、これにしますか。」といって、航空券を確定させました。

航空券が決まってしまえば、後、それに合わせてどこをどう回るか、どこに泊まるかは自然に決まってしまいます。その後の手配は、全てネットでしました。ホテルも旅行会社の人に見積もりはもらったけど、結局、他で見つけましたかね。なので、これを決めるのが結構重要だったわけです。

ここで、窓口に行ったことのメリットはどこにあったか。一番大きいのが壁打ちしながら、どうしたいか決めれたことでしょう。自分の中で明確になっていないことがあっても、そのモヤモヤを窓口の人に伝えると、なんらかのコメントがあります。コメントを受けるとそれにこたえる形で自分の中で考えを作ります。これを繰り返すことにより、モヤモヤが具体的な形になっていきます。

なので、モヤっとしている段階では人に相談する、つまり壁打ちですよね、というと、頭の中がクリアになりやすい。もちろん、多少の下調べはしておいたほうがいいのですが。逆に、目的が明確になっているのであれば、ネットで話が住んでしまう。例えば、4月8日~11日まで上海に旅行する、というのであれば、迷う余地は少ないので、ネットでとってしまったほうが楽だし、もしかしたら値段も安いかもしれない。結論としては、明確に判断できないようなことがある場合は、ネット経由でなく窓口に行った方が早いですよ、ということになるでしょう。

 

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