「わかっているはず」は意外とそうでないことが多い

上司とか、友人とか、家族とか、自分のことを明確に話とかしていなくても、「あの人はわかっているはず」と、つい、思っていませんか。それは注意が必要です。

実際はわかっていないことの方が多いのです。人のことですし、そんなに正確に把握できないですよ。どんなに近くいたって、自分ほどは自分のことは考えてくれてないものです。

例えば、旦那さんが、すごく仕事で忙しくて、ほとんど家に帰れません。そのことについて、旦那さんは、「女房なら俺の状況をわかってくれているはず」と考えてしまいがちです。ですが、奥さんの方だって、旦那さんのことばかり考えているわけにもいかず、状況がわからず、つい、イライラしてしっているということ多いです。

それと、わかっていたところで、本人からの申告や依頼がない限り、手が出せないことが多いです。その人も、そこに確信が持てないので、動き難いというところがあるのです。

ということで、「わかっているはず」と決め付けず、相手の理解を確認したり、きちんと説明していくということが実は必要になります。もちろん、説明方法をきちんと考える必要があるし、どういう反応をするかは言ってみないとわかりません。とはいえ、話をしないと始まらないので、きちんと話をすることが必要なのです。

二重生活/松本