キャッシュフロー計算書等式の具体例

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前回、こちらでキャッシュフロー計算書の構造について説明しました。これだと、抽象的でイメージがわきにくいので少し捕捉の説明をいたしますね。

https://www.crossborder-accountant.com/basic-structure-of-cashflow-statement

キャッシュフロー計算書等式

まず、式の再掲をします。こんな感じでしたね。

資金の増減(現金預金等)=負債の増減+当期純利益+その他資本の増減-その他資産の増減

間接法によるキャッシュフロー計算書を上から見ていくと

まず、間接法によるキャッシュフロー計算書の一番上には何がきていますか、、というと税引前当期純利益が来ています。これは、右辺の当期純利益に該当します(少し調整が必要ですが)。少し、下に下がって、営業活動のキャッシュフローの項目に、棚卸資産の増減、売掛金の増減、買掛金の増減、という項目があります。これは、右辺にある負債の増減やその他資産の増減に該当します。よく見ると、負債の増減と資金の増減の符号が一致するとともに、その他資産の増減と資金の増減について符号が逆転にしていることに気づきませんか?

直接、資産や負債の増減で表現されていない項目についても、、、

では、直接、表現できない項目はどうでしょう。例えば、有形固定資産などは。これも実は固定資産の増減で表現することができます。というのは、

有形固定資産の増減 = 期中取得額 – 期中除却額 – 減価償却額

(固定資産売却は調整が複雑なので、とりあえず、考慮しません。)

と表現できます。そこで、期中取得額は投資活動のキャッシュフロー、期中除却額は除却損として営業活動のキャッシュフローに、減価償却額も営業活動のキャッシュフローとして計上されます。結局、有形固定資産の増減も上記のように分解されることになります。

その他の項目についても、こんな感じで調整されていきます。

まとめ

キャッシュフロー計算書はテクニカルなことが多く、結構、わかりにくいです。めげずに、取り組んでみてください。

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【編集後記】

先日は、以前、同じ職場で働いていた人と一緒にディナーをしました。ちょっと、高かったのですが、おいしかったのでこれでいいということで。

会計/税務/監査