残業、休日出勤における意外な弊害とは~寛容さが失われること

残業、休日出勤、あまりしたくないですね。これには、自分の時間がとれない、逆に効率が下がる、といったいくつかの弊害があります。実は、これ以外に、意外なところでマネジメント上の弊害があります。

自分に対する影響

残業、休日出勤が多くなると自分にとって、それが当たり前になってしまいます。そうすると、自分の同僚や部下に対しても、残業、休日出勤をするのが当たり前のように感じることになります。

例えば、夜遅くとも平気で同僚や部下に仕事を指示してしまう、残業や休日出勤を厭うを嫌な顔をしていしまう、というようなことがあります。後、どうしても、「俺はこんなに遅くまでやってのに、どうして、お前は早く早く帰るんだ。」というネガティブな感情をもってしまいます。本来であれば、残業、休日出勤ということは非常事態的な対応なはず、、ですが、なかなかそう感じられなくなってしまい周囲に強要してしまいます。

同僚、部下に対する影響

同僚、部下からすれば、こんな人のもとでは働きにくい、、、と思われてしまう可能性があります。とくに、上司がいるから帰れない、まさにつきあい残業の典型例ですよね。また、就業時間後に仕事を振られれば、えーっ、と思ってしまうでしょう。その他、上司が残業、休日出勤を当たり前、、と考えていると、感謝の念が起きにくくなり、感謝の言葉 / 態度がでにくくなります。それも、部下や同僚としてはあまり面白くないところでしょう。

結局は、、

じゃあ、どうすればいいのか。本質的な解決策は、残業、休日出勤を減らす、ということに尽きる、と思います。それができれば、苦労しないよ、、という声が聞こえてきそうですが、少しずつでも減らす努力をしましょう。例えば、夜や休日に強引に予定を入れてみる、そうすると少なくともその時間は残業はせずにすむでしょう。また、不安感で残業をしていることもあるので、がんばって残業をしないでみる、というのも一つかもしれません。

それともう一つとしては、同僚、部下の身に立つ、ということです。自分の当たり前は他人にとっての当たり前ではないので、自分が残業、休日出勤しているからといって、同僚、部下までそれに合わせるべき、とは考えないようにしましょう。ほっとくと、当たり前に考えてしまうので、少し意識して考え方を持つことが必要です。

補足

去年の8月頃から、体調を崩した時以外に有給はとっていません。。。。そのせいか、スタッフが「有給とりたいんですけど~。」というと、つい、「いらっ」と感じてしまいます。やっぱり、これはよくないことなので、僕もがんばって有給をとることにします。どこにいこうかな、、、。

 

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