自責思考と他責思考はバランス感を持って

自責思考、と、他責思考という物の見方があります。自責は、起こったことに対して自分の責任、つまり自分が悪い、と考えること。一方、他責というのは起こったことに対して、他人のせいにすること。です。この考え方、うまくバランスをとって持つことが大切です。

他責が強くなると成長しない

他責思考が強くなる自分の成長が止まってしまいます。起こったことに対して、「これは世間が悪い。」、「上司が悪い。」と片づけると、自分の行為を返りみることがなくなります。そうすると、原因分析をしてそれを解決する、という自分の行動に対するPDCAサイクルが回らなくなるので、成長しにくくなります。逆に、物事を全て自分の責任ととらえて、受け取るようにすると、次はそれが起こらないようにしようとするので、そういった意味でより人として成長しやすくなります。

自責が強くなるとしんどい

ただ、自責で全て自分に責任がある、と考えるのも、辛いこともあるでしょう。自責の場合の注意点は、怒り、不満という感情を感じても、全て自分の責として受け止めようとするあまり、それを抑え込んでしまうということがあります。感情を押さえてしまうと、結局、心の中にいつまでも残り続けてしまうので、ただただ辛くなってしまう、ということがあります。理不尽なこと、どうしても周囲の人が悪いとしか考えられないときには、他責的に周りの人に怒ってもいいのではないかな、と思います。

バランスをもって

結局、自責も他責もバランスを取ることが大切です。考え方をその局面、その局面で使い分けていくと。ただ、人の心はほっておくと、他責に流れる傾向があるので、少し他責を押さえるように、心の在り方をセットするといいでしょう。

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