一貫性と柔軟性、そのバランスをどうとるべきか

自分の行動に一貫性を持たせる、ということは、自分の行動を決めるにも、他者との関係を保つにも必要です。他方、状況は変わっているため、それに対する柔軟性を持つことも必要です。そのバランスをどうとるか、考えてみました。

自分自身においては、深いレベル(人生観、価値観、理念、基本方針)としては一貫性を保ち、浅いレベル(行動、思い付き)では柔軟に対応する、ということがあるでしょう。浅いレベルで一貫性を担保しようとすると、行動が硬直してしまい、柔軟性を保つのが困難になります。逆に、深いレベルでの一貫性がないと、それこそ、軸がぶれてしまい、一貫性がなくなってしまう、ということがあるでしょう。それを防ぐには深いレベルでは一貫し、浅いレベルでは柔軟を保つ、ということが望まれます。

他方、他者との関係においては、きちんと説明をする、ということが必要です。一般的に一貫性がない人、というのは、信用されにくく、人の行動原理として変化を嫌うところもありますよね。ここで、行動の背景やその裏にある原理を説明すると、納得します。人間の特性として、好ましくない行動についても、行動の理由がわかれば了解できるところもありますでしょうし。すべての人に説明をするのは大変なので、最低限、自分の近くにいる人にはきちんと説明することが必要です。

一貫性と柔軟性、両立させるには難しいテーマです。ですが、社会を生きるにあたり、一貫性と柔軟性、両方とも必要なので共存させるようにすることが大切です。

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