もっともっとと幸せを追いかけることと、足を止めて見つめなおしてみることのバランス

自分自身の考えとして、幸せを追求するには、二つのベクトルがあると思います。足りないところを埋めていくこと、現状のいい所を見つけてそれに満足する、ことです。

この二つ、それぞれ、車のアクセルとブレーキのようなものでバランスをとっていくことが必要になります。

つまり、理想や目標を掲げ、そこと現状のギャップを認識しそれを少しずつ、どんどん、埋めていく、そのことにより、今ある人生よりよくなっていくでしょう。もちろん、運命の荒波により時として後退することもあります。ただ、前に進む意志があったほうが、人生はいい方向に進みやすいですよね。

もう一つは、自分の充足しているところ、幸せなところを見つめなおしてみる、ということも必要でしょう。よくある例えとして、コップの水が半分入っている場合、「半分しか入っていない。」のではなく、「半分も入っている」ととらえることです。まあ、仏教用語でいう足るを知る、というところでしょうか。

じゃあ、その二つのバランスをどうとるか。いくつかの方向性はあると思います。ぼくがいいのは、最初は「もっともっと。」ある程度行き詰ったら「やさしく見つめなおす」がいいのかなと。つまり、物事の進捗や状況に応じて柔軟に考え方を変える、ということです。

これは逆を考えてみるとわかりやすい。まず、最初に満足してしまうとそこで足が止まってしまいます。そうすると、なかなか、進化や成長がなくなってしまいます。他方、行き詰ったときに「もっと、もっと」と考えると追い込まれてしまうので、足を止めて少し自分のいい所幸せなところを探してみるといい、ということになるでしょう。

そんな感じで、うまく、もっともっとというアクセルと、これでいい、というブレーキをつかって、人生という道を満足が残るように走っていくことが望まれます。

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