税務会計の考え方~法人税はどう計算するの?

財務会計と対立する概念として税務会計というものがあります。税務会計とはどのようなものでしょうか?

税務会計により法人税を計算する

税務会計においては、どのように法人税を計算するかということを取扱います。つまり、財務会計は企業の経営成績や財政状態を開示する、という目的でしたが、税務会計では、純粋に税金計算のためだけに行われます。

法人税の計算方法

法人税は以下の様に計算されます。

益金-損金=課税所得

課税所得 × 法人税率 = 法人税額

となります。法人税率は大企業の場合であれば、通常25.5%となります。正確には以下のリンクをご覧ください。

https://www.jetro.go.jp/invest/setting_up/section3/page3.html

課税所得の計算方法は

課税所得は益金から損金を差し引くことにより計算されます。ここでいう益金、損金とは財務会計の収益、費用と似たような概念です。ただ、目的が異なることにより、若干の差異が生じます。

そのため、課税所得については、いったん、企業会計の利益からスタートして、益金と収益、損金と費用の差異を調整する形で算出します。

まとめ

税務会計は法人税を計算するための会計であるため、財務会計とは異なる考え方をもっています。ただし、全く無関係なわけではなく、相互関連性を有しています。

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【編集後記】

昨日は体調が悪かったので、午前中少し仕事をして、午後は休みに。ゆっくりしていたら、体調が大分回復しました!

 

 

 

 

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