その馴れ馴れしさ注意!〜よく知っている人ほど気をつけよう

人間関係において、「なんだかこの人馴れ馴れしいな」とか、感じてしまうことあります。もちろん、口調とか態度のデフォルトが馴れ馴れしい人もいますが、時として、普通の人でもそう思われてしまうことがあります。それはどういう場面でしょうか?

一つのケースとしては、相手と自分、相互の持つ情報量が異なるとき、です。別の言い方をすれば、片方が片方だけのことを知っている時となります。具体的には、Youtubeで見ている人、とか、かつての近所のおじさんおばさん、片側だけ色々とその人のことを聞いて知っているような、そういう状態です。

どういうことかというと、普通、初対面同士だったら、人の心の距離をとって、言葉遣いとか、話す内容とかを気をつけたりします。時を重ねて少しずつ、関係性を勘案して言葉遣いや話す内容が少しずつ親密なものに変わってくる、というのが、普通の、常識をわきまえた人の間での人間関係の生成過程です。

ですが、情報量が異なるとどうなるか、というと、片方だけが親密感を持っていて、もう片方は初対面モードとなって、心の距離が異なってしまう、ことから、親密感を持って接されると、こちら側としては、自分の心のパーソナルスペースを侵害された気分となってしまう。わかりやすくいうと、馴れ馴れしく感じて、少なくとも愉快という感情は起きません。そうすると、その人との間の関係性はギクシャクとしたものになってしまうこととなります。

これを防ぐにはどうするか?相手との関係性をきちんと把握することが大切です。つまり、こちらが相手のことをよく知っていて、親密感も湧いていても、相手は必ずしもそうではないということを理解しておく。その上で、相手の心理的距離に合わせて言葉遣いや話の内容を調整する。逆がわに立てば、馴れ馴れしさの要因をきちんと把握しておくことが重要です。

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