簿記はビジネスを表現する言語である

簿記とは何か。もちろん、色々な表現はあると思いますが、ぼくが最近しっくりきているのは、簿記は言語である、ということです。今回はそんなことをば。

すなわち簿記、という技法を使うことによって、会社や個人事業のビジネスの状況や現状を記述できるのです。一つ一つの取引(経済事象)の状況、同一の項目の推移、期間で区切った時の成果や財産・負債の状況なんかがシンプルに表現されます。

また、簿記は誰がみても、簿記という言語体系を知る人であれば話が通じます。例えば、(借)普通預金 10,000 / (貸)商品売上 10,000 と書けば、その意味するところは、「商品を10,000で売り、普通預金で受け取った」ということがわかります。

もちろん、上場会社のような巨大企業だと、色々と覚えないといけないことが多いのですが、個人事業レベルであれば、取引もそんなに種類はないので、コツさえつかめれば割とシンプルです。

あと、簿記のルールは万国共通なのです。アメリカでも中国でもその他の国でも、微細な違いはあるものの、基本的には、複式簿記という手法で帳簿が作られ、決算書が作成されています。なので、会計に従事している人は海外で働くのはしやすい面があります。

ということで、簿記は言語である、ということで、ビジネスをする人はぜひのこの言語を習得していただければと。最初、ちょっと、時間がかかりますが、慣れれば便利ですよ!

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