マーケットインもプロダクトアウトも自分が戦える市場へのアプローチの一つである

今回は、マーケティングのお話し。マーケットインとプロダクトアウト、二つの考えがあるのですが、いずれも、自分が戦えるマーケット、つまり自分がその中で成果をあげられる事業領域を探すための考え方です。今回はそんなことをば。

自分が戦えるマーケット、、というのは、そこにニーズを持つ顧客がいて、かつ、その領域において自分が競合他社に勝てる、少なくとも負けない、そういうマーケットです。つまり、顧客という外部要因と、自社の強みを発揮できるという内部要因の両方を満たす、ということです。どちらか片方が欠けていると、そこではうまく戦えない、ということになりますよね。

マーケットインというのは現にあるマーケットの需要動向に着目する方法です。つまり、外部要因に焦点を当てた手法、と言えるでしょう。なので、マーケットに需要はある。ただ、需要が明確であればあるほど、競合が増えるので、そう言った人たちにどうやって勝つのか、ことを意識する必要があります。

逆にプロダクトアウトは、自社の強みをどう活かすか、マーケティングな観点からいうと自社の強みが生きる市場を見つける、もしくは、作り出すことになります。なので、そもそも、そこにマーケットがあるのか、ということが問題があります。逆に、誰も知らないようなマーケットを見つける、作り出すことができれば、それは、金鉱脈とかブルーオーシャンとかと呼ばれるものになり、かなりの確率で成功することできるようになります。ちなみに、「いいものを作れば売れる」と言って何もしないのは、マーケティングの否定で、プロダクトアウトではないので、そこは要注意です。

マーケットイン、プロダクトアウト、どちらから入るかはそれぞれの状況によると思います。明確な強みがない場合は、まずは既存のマーケットを追いかける、と言うことなるでしょうし、何か、強みがあればプロダクトアウトで考えるのがいいかなと。どちらか片方が優れていて、どちらか片方が劣っている、とか、そう言う議論にはならないです。

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