事業も人生も下りエスカレーターを乗っているようなものだ

人生とは、事業とは、なんだ、という根源的な問いがあります。その一つとして、下りエスカレーターに乗っていると表現されることがあります。今回はそんなことおをば。

その心は、なにもせずのんびりしていると、いつの間にか悪い状態になってしまう、ということ。下りエスカレーターにのっているがごとく気づくと下方に移動しているということです。別の言葉で言えば、「現状維持は衰退の始まり」ともいいます。

もし少し、具体的に事業の話から。事業の場合、立ち上げてからしばらくは頑張るのですが、軌道にのるとそれほど頑張らなくても動いていくようになります。当面はいつものように働いていればいつものように収益があがってくる、ということもあるでしょう。ですが、時間がたてば、競合がでてきたり、社内の人件費が高くなったり、技術の進歩で自社のもっている技術が陳腐化したり、お客さんが減り売上が落ちていったりします。そうこうしているうちに、事業の状態が悪化してしまっている、ということ。

じゃあ、人生はどうか。これで、人生が終わり、とか、もう消化試合、とか、もう年だから、といって、あきらめてしまったら、どんどん状況は悪化します。技術の進歩についていけなくなる、心身の機能が低下してしまう、スキルが陳腐してしまう、友人や知り合いが減ってしまう、貯金が減ってしまう、等々。時代は流れているので、気づけば時代の流れに取り残されてしまいます。これは、大手会社の会社員でもそうは変わりません。なにかの拍子でリストラされることもあるでしょうし、そうでなくても、退職してしまうと、一気に来てしまいます。

ということで、事業や人生において気を抜いてしまうと、いつの間にか下のほうに降りてしまいます。そうならないためには、下りでも歯を食いしばって上の方に歩いていく必要があります。

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