事業承継は麻雀のようなものである

最近、事業承継は麻雀のようなものだ、という考えがふと浮かびました。我ながら、秀逸なたとえのような気がしますので、ちょっと綴ってみます。

麻雀というゲームを知っていますか?麻雀とは、4人でするゲームで、最初に手札(正式には牌と言います)を13枚配られて、それを順繰りに入れ替えつつ、手札を組み合わせて、その組み合わせによって点数が決まる、というゲームです。ポイントは最初にすでに手札が与えられていて、意思をもってその手札を入れ替えていき、手役の完成を目指すというところです。

事業承継も実はそれに似ています。創業者はゼロからのスタートですが、後継者にはすでに事業の形があります。具体的には、既存の従業員、事業所、ビジネス、取引先、業務フロー、理念、価値観、等等。それが麻雀でいうところの最初に与えられた手札、ですね。

そうして、周囲の状況、時の流れ、自分の志向/価値観に応じて、自社の状況を組み替えていく。理念を刷新する、新しくビジネスを始める、業務フローを変える、等等。これは、順次ひいてくる手札に応じて、切る手札を決めているようなものです。

大切なことは、事業承継というのは、既存のものをそのまま引き継ぐことではなく、かといって、全てを入れ替えることでもありません。麻雀で例えれば、配牌から全て自摸切りをしていくこともないし、逆に、すべての手札を入れ替える、ということもしないはずです。引き継いだ事業について状況に応じて、なにを伸ばして、何を変えて、なにを捨てるのかを決めていく、ということ、それが、事業承継の本質なのかな、、と考えています。

未分類