個人のお店で買う時にはその人の人柄、つながり、雰囲気を買っていることが多い

前回は、旅先でマックやスタバに行く人の話を書きました。逆に、こういったチェーン店ではなくて個人のお店に行く、ということもあります。その時、買い手はどういったことを求めているのか考えてみました。

世の中、これだけチェーン店が多くなり、お店もたくさん増えているのに、個人でお店をしている所に行く人も多いです。個人で商売をしている場合、金額はどうしてもチェーン店で同じようなものを買うのに比べても高くなります。チェーン店のほうが、規模の経済性とかはあるので、安くすることができます。品質だって、いいところはいい、ですよね。

チェーン店は、その性質上、どうしても各店舗ごと均質性がもとめられます。というのは、前回も述べた通り、チェーン店は同じものが、同じ価格で、同じ品質で売っている、ということにより、安心感を与える、ということもあります。業務効率的にも、同じような業務の流れとなるので、没個性的になってしまいがちです。

とはいえ、個人で買うという場合、その人の人柄やそこでのつながり、といったものを求めていることが主要因です。ここで、個人でお店をしているところは、全面にその人らしさが出ています。また、比較的個人でお店をしているほうが、人とのつながりもできやすくなります。そういった、店主の人柄や来ているお客さん、仕事の仕方といったことが重なりあって、その店特有の雰囲気といったものが生れます。そういったところに魅かれてお客さんは集まるわけです。

なので、個人で仕事をする場合には、その人らしさ、というのが存分に出る必要があるでしょう。お客さんとしては、それを求めているので、それに対応していく、ということが必要です。個人で仕事をする、ということであれば、誰からも好かれる必要はなく、商売が成り立つ規模で人に来てもらえばよく、そうすると自分らしさ、というものを出して商売をしたほうがいいでしょう。

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