タイムマネジメントの一環としてのコミュニケーション

タイムマネジメント、と言われると、スケジューリングとかタスク管理、といったことがクローズアップされませんか?タイムマネジメント、というと個人としての活動、、とも思えますが、人との関係の管理もタイムマネジメントのうち、ということです。

まず、一つは締め切りに対する期待のマネジメント。いつできるかわからない、締め切りにギリギリになる、さらには遅れたりする、締め切りそのものが先すぎる、といったことが起こると、人はイライラするものです。逆に、締め切りに納得しそれが守られる確信があれば安心できます。

なので、コミュニケーションによりそういった安心感を作り出すことが求められます。事前に提出する目安をきちんと伝えておく、長い時間かかりそうなら理由の説明をきちんとする、途中経過や見通しを報告する、遅れそうになったら早めに理由やリカバリー策、新しい期限を伝える、といったところでしょうか。こういったことをしてもらえれば、きちんと安心して、口出したり、マイクロマネジメントをしたり、ということはないはずです。

もう一つは、人を気持ちよく自分の意図に従って動いてもらう、ということです。一般的に、タイムマネジメントは、効率的にする、任せる、やめる、の3つがある、と言われていますが、そのうちの任せる、にかかってきます。ただ、人いうのは立場や価値観が異なることもあり、必ずしも自分の思う通りに動かないのでそこをコミュニケーションで動かす必要があるだろう。

ここでのポイントは、理由とやり方です。自分がやるべき理由が明確でないと反発します。逆に、この仕事は自分がやるべき、と思えば何も言わなくても仕事をします。なので、この仕事をその人がすべき理由を明確にする必要があります。もう一つは、やり方です。理由はわかっても、やり方がわからないとかやり方に不満がある、というとこれはこれで動けません。なので、やり方がわかりそれにも納得できるようにする必要がある。それは受け手によっては丸投げかもしれませんし、懇切丁寧に教えるか、粒度は異なってきます。

ということでタイムマネジメント、には、コミュニケーションも含まれるので、きちんとコミュニケーション能力を蓄えておきたいところですね。

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