ワンランクアップしたマネージャーになるためには

マネージャーになる、ということは管理職になることになります。管理職になった時に求められる資質として、どのようなものがあるか、考えてみました。

自発力

まずは、自発的に動くこと、が求められます。マネージャーにまでなると、上の人もそうそう細かく指示を出してこなくなります。偉くなればなるほど捕まえにくくもなりますし。そのため、どのようなことを上の人に報告し、どのようなことは自分で片づけるのか、という判断も必要になってきます。また、お客さんと向かった時に、自分自身の判断で行動していくことも増えるでしょう。さらには、部下の人にもタイムリーに指示を出したり、相談にのったりすることも必要です。このようにある程度、自発的に動けるようにしたほうがいいですよね。

解釈力

上に上がれば上がるほど、与えられる指示/要請事項がもやっとした、抽象的なものになります。また、お客さんの要望も、漠然とした問題意識であることが多く、具体的な問題点まで、落とし込まれていない場合もあります。このような場合、そのようなもやっとした指示を解釈し、具体的な問題や行動に落とす必要があります。これをすることにより、自分自身がどう行動するか、部下にどのような指示を与えるか、の判断がつくことになります。

調整力

部門、上司、お客さんの間を調整する能力が求められます。他部門には他部門なりの状況や判断基準があり、お客様にはお客様の意向、要望があります。また、上の人にはそれなりな考えがあり、それぞれの関係者が色々な意向をもち、それが往々にして、矛盾していたりすることもあるでしょう。その矛盾を関係者の言い分を聞き、うまく調整したり、解決策を出したりする、ということが求められます。

委任力

マネージャーになれば部下を持つようになります。その場合、自分で抱え込んでしまうと、自分だけがどんどん忙しくなってしまい、部下は妙に暇そうにしている、ということも起こりえます。そうなると、回る仕事も回らなくなってしまうため、状況の改善を図ることが必要です。どのように仕事を振るのか、ということは部下の経験や能力に依存します。振り方も、ある程度噛み砕いてから振るのか、それとも、ぼんやりと振るのか、ということも考えないといけません。なかなか、人に仕事を任せるのは難しいのですが、どこかで勇気を持って任せる必要があるでしょう。

まとめ

マネージャーとしては、自発力、解釈力、調整力、委任力、といったところが求められるようになります。もちろん、マネージャーになる前にこういった力を徐々に身につけていく、ということも必要です。

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