このコロナ騒動から感じたこと148〜コロナ除菌関連グッズからエビデンスの評価を考える

この文章は令和3年3月26日に書いています。パンデミックの冬も終わった、というのにも関わらず、感染症の拡大が止まりません。どこもかしこもクラスターで、徐々に感染者数が増えています。宣言解除の影響か、はたまた変異株か、まだまだ気が抜けない日々が続くようです。

このコロナ禍を商機とらえて、除菌関連グッズが色々と販売されています。商売に精を出すのはいいのですが、効果があるかどうか、というのが気になるところ。消費者庁のウェブサイトにおいては、過大広告と思しき商品の注意喚起がなされています。

コロナ、もちろん怖いです。ただ、効果の乏しい除菌グッズを掴まされてしまうと、お金の無駄であることはもちろん、場合によっては、感染を招いてしまう、という可能性まであります。なので、慎重に効果を見極めたいところです。

効果を見極めるには、エビデンスをとるといいでしょう。一番、固いのは世間で評価が固まっているものを採用する。具体的には、マスク、手指消毒、手洗い、換気等々。このあたりを押さえておけばまあ間違えはないでしょう。あとは、政府機関が何を言っているか。政府が100%信用できる、とまでは言えないのですが、とはいえ、信頼性はあると思いますよ。それと、信頼できる第三者機関の証明みたいなものがあると安心できます。誰が言っているかわからないようなネットでの発信は信用ができないでしょう。

エビデンスについて気をつけたいのは、「何を証明しているか?」です。具体例としては、昨年の今頃、次亜塩素酸水を加湿器に入れて空気中に放出していたこと覚えていますか?実は、ぼくもその営業を受けたことがあるので、調べたことがあるのです。確かに、次亜塩素酸水は除菌効果がある、ということを証するような記載はありました。ただ、「次亜塩素酸水を加湿器に入れて空気中にまく」ことに効果がある、という記載は見つからなかった。ので、買わずに様子を見ていたら案の定効果がない、ということが公表されました。ので、何を証するか、という観点は結構重要です。

ということで、エビデンス、誰が言っているのか、何を証明しているか、ということをきちんと見ておくと、割と評価は誤らないのと考えています。

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