冷蔵庫の中身を見てパッと献立を作れるようになるためには

ぼくの隠れた特技が、冷蔵庫の中をみてパッと献立を作ることができます。これ、できると家で料理をする、人の家で料理を作る、という時にとっても役に立ちます。じゃあ、どうすればできるようになるのか、少しまとめてみました。

まずは、組合せを意識する、ということでしょうか。例えば、肉と魚と野菜という素材のバランス、調理法や料理の温度のバランス、和食、洋食、中華という統一感あたりを意識します。そうすると、献立の中の一品が決まるとたまつき式に他の料理も決まっていきます。これに縛られる、というより、これを基準に作る料理を決めていくと、比較的考えやすいです。

例えば、冷蔵庫を見ました。豚肉と生姜が見当たりました、じゃあ、生姜焼きを作ろう。生姜焼きは焼き物+和食+肉という属性があるので、それではみそ汁(和食、汁物、野菜)とおひたし(和食、冷菜、野菜)という感じ。

これに関連して、献立のパターンを持っておくといいです。ぼくの場合だと、炒め物、サラダ、汁物(煮物)のパターンが一番簡単で作りやすいかなぁ。

もう一つは、賞味期限が迫っているもの、早く食べた方がいいもの、冷蔵庫や冷凍庫で眠っているものを中心に献立を考える。そうなると、発想がしやすくなりますよね。また、フードロスの減少にも資することができるのでお財布にも優しく、環境にもいいです。

あとは訓練。普段から、冷蔵庫を見て作るという習慣を持つといいです。全種類作るのが厳しければ、メインディッシュはあらかじめ決めておいて、副菜だけは冷蔵庫から作る、というように少しずつしていく。一品や二品だけのほうが、考えやすく、いい練習になります。

それに加えて、ぼくが東京で一人暮らしをしていた時には週の最初分だけ献立を作っておいて、あとはその場で考えていました。全ての日であらかじめ献立を立てるのは大変なのと、余りものが出てしまい、その処理に困ります。逆に、全く献立を決めないと、なにを買っていいかわからない。そうすると、ある程度は献立を決めて、それ以後は適当に作ると比較的買い物がしやすい、ということがあります。

長期的な観点から言うと、料理の勉強をしてできる限りたくさんの料理の作り方を知ることです。それもまんべんなく和洋中華、肉魚野菜、焼き物炒め物、、をおさえておく。そうすると、材料を見た時に当てはめられるレシピ、応用できるレシピを出しやすくなり、作りやすいです。料理の幅が狭いといつも同じような料理になってしまうのですよね。

例えば、冷蔵庫の中に、牛肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、とあったとします。その時、肉じゃがというレシピをもっていれば、「ああ、この組み合わせなら肉じゃがだな」ということで、肉じゃがを作ることができます。逆に、肉じゃがという発想やレシピが自分の中にない場合は肉じゃがは作れない、ですよね。

ということで、ここでは冷蔵庫の中を見てパッと料理を作る方法を綴ってみました。この技を覚えると、家で料理を作ることがそれほど苦ではなくなるので、是非お試しあれ~。

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