このコロナ騒動で感じたこと㉑~集中から分散への大きな一撃

この文章は令和3年3月31日に書いています。今日は、1日で141人感染者数が増えたようで、増加が止まりません。それと、SNSでも様々な情報が乱れて飛んでおり、早く終息してほしい、と思います。

さて、このコロナ騒動、人が集中することに価値を置く時代から分散することへ価値を置く時代への移行をより強く激しく促した、と言えるでしょう。

おそらく、産業革命の頃でしょうか。人を工場にたくさん集め、そこで製造活動をすることにより、より多くの物品を効率的に生産するようになりました。その流れで、人を集めることがより価値を生み出すように世が変遷してきたかと思います。

少し前までは、会社、工場、イベント、パーティー、村おこし、等々、いかに多く人を集めるか、それが問われていたと思います。多く人を集め、そこで、大規模な生産や消費活動をすることにより、経済的に豊かになっていた。また、人が会うことに価値が置かれているということもあったでしょう。

もちろん、今日まで情報技術の発展により、離れていてもコミュニケーションをとれるようになりました。手紙から始まり、電話、メール、メッセンジャー、Skype、Zoomと連絡手段がどんどん多様化、進歩するものの、慣性の法則とか、今までの業務の仕組みや価値観から、なかなか、集める、会うことをしてしまう、そういう状況でした。なので、満員電車とか社会問題になっていましたが、なかなか、状況は解消しなかったですね。

それが、このコロナ騒動で一気に潮目が変わりました。人と会うことが感染のリスクを増やす、ということで、できる限り人と会わない、集めない、というように。そうすると、イベントは軒並み中止、飲食店より中食、仕事も在宅やテレワークに舵をきられるようになりました。満員電車も、従来より、若干問題が緩和されたのでは。

やっぱり、散らばることは散らばることでメリットもあります。もしかしたら、そのメリットは集まることより大きい場合もあります。なので、この騒動が終わっても、今までの流れはとまらず、分散化は進んでいくのでは、と予測していますが、どうなるでしょうか。

人生のコツ/趣味