基本的に自分で勝手に悩みを作り出していることが多い

悩みごと、持っていると結構辛いことがあったりするものです。とはいえ、悩みごとの大半は実は自分の中で作り出していることが多いでしょう。今回はそんなことを考えてみます。

悩む、ということは結構辛いものです。なので、悩みごとがない状況、というものを憧れる人、と多いでしょう。かくいう、私も悩み体質なので、密やかに色々と考えていることも多いです。

ただ、悩み体質の人は、悩みがなくなっても自動的に悩みを作り出してしまう、ということもあります。やっぱり、心は空白を嫌う、ということもあり、心になにもないと、なにがしか悩んでしまうようです。杞憂というように、「いつか空が落ちてくるのでは。」という、通常では起こりえないけど、絶対に起こらないとはいえない、というようなことや、自分自身とはすでに切り離された他者のことについてもつい悩んでしまう、ということはあります。このように、周りの状況ではなく、自分自身が悩みの根源であるため、こちらを同化する必要があります。案外、問題は悩んでいるところ以外から発生することが多く、結局は取り越し苦労なのですが。

他方、悩まないようにしよう、とするのも難しいものです。悩まないでおこうとすればするほど、そこに意識が向かってしまいます。その感情を心で押し殺そう、としても、次から次へと浮いてくる。しまいには、「こんなことでクヨクヨするなんてダメだなー。」と自己嫌悪してしまいます。心理学者の河合隼雄さんはこのような心理規制を「心の2次災害」とよんでいます。悩まないようにする、というのも難しいようです。

まあ、結局、「悩む」ということについては、抜本的で即効的な改善策は多分ないのでしょう(あれば教えてほしいっす)。そのため、一つ自分の癖としてうまく付き合っていく、しかないようです。とはいえ、多少はノウハウ的なこともあるので、そこはどこかでまとめてみたいところです。

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