正論を唱えても人を動かすことはできない

自分が正しい、と思っていて、それを人にも伝えること、ありますよね。でも、なかなかそれが伝わらないということもあります。今回はそんなことをば。

自分にとって、「これが正しい。」、「こうすべきだ。」というように考えて、それを人にも強いるようにすることありますよね。ただ、言われているほうとしては、なかなか、そんな気持ちにはなりません。

で、言っているほうは、「自分の言っていることは正しい。」という気持ちがあるので、どんどんと声のトーンが高くなっていきます。そうなると、論破はできるかもしれませんが、相手として納得しているわけではないので、なかなか、自分の言い分は通りにくい、ということになるでしょう。

そうすると、どうやって人を動かしていくか。一つは、反転させてみること。若干テクニックと言えばテクニックですが。つまり、自分が強く言って逆のほうに動くなら、あらかじめ動かしたい方向と逆のことを言うということですね。ただ、見透かされるとうまくいかない面もあるので、まあ、強く言った後手放す、とかそういうことですかねー。

もう一つは、繰り返す。繰り返す際は、強く言わず、ポツンぽつんと水滴が落ちるように柔らかくいう。なんども言われると自然に頭にその言葉が染み込んでいくものです。強く言ったときのように、バリアが発生しないので受け入れてもらいやすくなります。

最後の一つは、質問をする。自分で考えてもらうようにする、ということです。人は自分で思いついたことは結構実行します。うまく、質問をデザインして、相手にきちんと考えてもらう、そうすると、こちらから強く言うより、よっぽど、こちら側の意見が通りやすくなります。

ということで、なかなか、正論を言っても人は動きません。動いてもらおうとすれば、言い方を考えるようにしたいものです。

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