20代から30才になろうとしている貴方へ~年を取ることはそんなに怖くないよ!

20代後半の方だと、30才になることを不安に思ったり、年を取ることが嫌だな~、と思う人いるかと思います。私も20才から30に上がるときは憂鬱な気分となりました。決してそんなことはない、というのが今回のテーマです。

過去を振り返ってみると

自分自身が20才から30になったときのことを振り返ってみます。20代の頃は公認会計士の試験に合格して監査法人で財務諸表監査に従事していました。その時は、スタッフとして監査現場で働くことから始まり、主査として監査現場をまとめるところまでを経験しました。私生活だと、個人で旅行をしていたことと、近所の飲み屋で飲んでいたことくらいかな。

それが、30才になった年に、その時の勤め先がなくなることになり、それがきっかけで上海で働くことになりました。キャリアとしてみると、上海に2年に駐在し、サンフランシスコに2年留学し、東京で6年程度働きました。40になるタイミングで、松本に帰るという選択をしています。趣味としても、海外に住む、様々なコミュニティに参加する、水泳大会に出る、カフェで料理を出す、ブログを書くようになる、田んぼで稲を作る、とかなり色々と増えてきました。

振り返ってみるに、30になった後のほうが、色々と動きが大きい感じです。やっぱり、仕事についていえば、20代で従事していた財務諸表監査により得られた会計、税務、監査の知識が30代での仕事に大きく生きています。20代のときより、ずっと創造的な仕事ができていたと感じています。趣味も人脈もどんどん広がっていったのが30代という感じですかね~。

一般化してみると

やっぱり、20代、というのは畑でたとえると種まきの季節かなー。今まで学生でいたのが社会人になり、仕事をするようになるのが、20代になってからだと思います。仕事につくと、最初の1~2年はとにかくいっぱいいっぱいで、なかなか、他のことに目を向ける余裕がありません。それが、3~4年程度たつとある程度慣れてきてその領域での知見が身についてくる時期です。それが30代にさしかかると、さらに地位があがり仕事に裁量がきくようになったり、転職や独立をしてから従前の経験を次のキャリアに活かせるようになるのもこの時期くらいかなー。

また、20代と比べると30代はプライベートでも変化が出てくる時期です。30代といえば、結婚、や、子供ができる、という変化が訪れてきます。また、そうでない人もどんどん人脈が広がり、仕事でも余裕がでてくるので趣味に時間を使えるようになり、プライベートがさらに充実するようになります。人生の目標ややりたいことも徐々に明確になり、また、できるだけの力が付くのがこの時期かもしれません。

上述の一般化はやや強引かもしれず、10代で働き始める人もいますし、20代で転職/独立/結婚等の変化がある人もいるでしょう。人によっては、40代になってからそのような変化が訪れる人もいるかもしれません。ここで言いたいのは、20代で人生の種をまき、徐々にそれがなっていき始めるのが30代、なのかな、と思います。なので、20代の人は30になることを恐れることはなにもなく、むしろそこからが人生の本番、とも考えるのでしょうか。以前、ある人の言葉で「20代は(「最初の10年は」だったかも)蟻のように働け。」もあり、言い過ぎな面もあり批判もされていましたが、人生の基礎をその時期に作る、という意味では一理あるのでしょう。

ちなみに、私自身は今日時点で40才で、30代の峠も超えてしまいました。とはいえ、人生の先輩がいはくに、40代はもっと面白いよ、とのこと。さらに、50代、60代になればなるほど、面白いという人もいます。私も、年をとって60代が最もおもしろい、いやいや70代だ、いやいや、、、と胸を張って言えるような人生を歩む、のが、一つの人生の大きな目的となっております。

人生のコツ/趣味