臭いものにはフタをせず、むしろ積極的に外におけ

臭いものにはフタ、という言葉があります。これは、面倒くさいことは、フタをして目に見えないところに置いておくということです。確かに、目の前から消えると視界や嗅覚はスッキリしますが、とはいえー、というところです。今回はそんなことをば。

臭いものにはフタをしてしまうと、臭いことがなくなってしまうので、それに気がかからなくなります。気がかからなくなると、気分的に終わった気になっているので、気分はまあ悪くない。フタをし続けている限り、そのことを意識しなくていいから、まあ、楽なのです。部屋が散らかっている場合は、とりあえず、タンスに突っ込んでおけば、部屋の散らかりはなくなります。

ですが、臭いものにフタをする、ということは、視界から外してしまうが故に、問題は解決しません。さらにいえば、放っておくと、いつの間にか問題が悪化してしまう、ということもあるでしょう。部屋の片付けの例でいえば、本来捨てるべきものがいつまでもタンスの中に残ってしまう、ということです。また、部屋にあるものをどんどんタンスに放り込むといつの間にかタンスが溢れてしまう、ということにもなりかねません。

ということで、辛くてもやっぱり、臭いものにフタをせず、そのままにしておく、ということも必要でしょう。そのままにしておけば、臭いわけですから、なんとか問題を片付けようとします。そうすることにより問題が解決してめでたしめでたしです。ですから、部屋の散らかりはタンスにものを入れておくのではなく、部屋に置いておいて処分を忘れないようにし、適宜、捨てたりとかそういうことをすることが必要なのです。

人生のコツ/趣味