友人と事業することの大切さと難しさと

会社員で働くことと、自分で事業することの違いの一つとして、「友人」と事業をするか、ということがあります。通常、会社員であれば、プライベートと会社関係を分けるので、友人と仕事をする、ということはあんまりないと思います。でも、自分で事業するとそういうこともでてくる。今日はそんな話です。

個人で事業をするとなると友人と事業をすることが増えてきます。一番、よくあるのが、お客さんになってもらうこと。よっぽど、独立前から準備していたならまだしも、独立したばかりの事業に全く知らない人がポッと、お客さんになる、ということは少ないでしょう。まず先に、友達がお客さんになってくれます。

それと、文字通り一緒にやる。ライトなものであれば、ジョイントで一時的にイベントや短期的なビジネスをする、というのもあるでしょう。ヘビーなものであれば、会社を一緒に作って、役員として事業をする、ということもあるでしょう。そうやって、仲間として事業を遂行する、ということもあります。

ここでの難しさ、というのは、ビジネスライクになりにくい、ということ。ものを売っても友達だと、つい、安くしたくなる、かもしれません。役員が友人どおしだと、プライベートとごっちゃになって、うまくいかないということもあるでしょう。逆に事業がうまくいかないと、友達関係もうまくいかなくなる、ということもありますよね。

一つ、ポイントがあるとすれば、役割や線引きを明確にし、そこに従う、ということでしょうか。特に事業を一緒にする場合は、誰が社長で誰が副で、権限と責任の範囲はどうで、ということを予め詰めておきます。そして、権限や責任にそった行動をしていれば、公私混同的なもめごとは減るでしょう。

ということで、個人で事業を始めると、どうしても友達との取引やジョイントがでてきます。そこをうまく線引くことも重要でしょう。

ビジネス