会社や事業は在り方で全てが決まる

在り方、理念であり、ビジョンであり、使命であり、クレドであり、経営哲学であり、そういった、会社や事業の基礎となる考え方を指します。ここでは、割と一般的ではない、在り方、という言葉にしておきます。これで全てが決まる、といっても過言でない、というということを考えていきます。

在り方は、非常に大きな意思決定基準だから、です。特に、難しい問題であれば、難しい問題であるほど、在り方に遡って判断することが求められます。難しい、ということは、一般的なわかりやすい解はなく、どれをとっても正解に見えてしまう、という時に拠り所になるのが、在り方なわけです。

在り方に基づき、戦略が決まり、戦略が決まれば具体的な作戦が立っていく、ということになります。マーケティングであっても、狙う客層、売る商品、値付け、広告宣伝といったところは在り方で決まります。売る側が決まれば買う側の調達、業務フローも自ずから決まってきます。

また、人事制度もそうです。在り方から出発して、あるべき人物像というものができます。あるべき人物像を基礎にそれに近づくべく、評価、報酬が決まってくる。もちろん、採用も決まってくるし、やっぱり、能力より在り方に共鳴できる人の方が、その会社や事業の中で活躍できる、ということになってきます。

ということで、会社も事業も在り方からまずは始まります。そのため、先に進むために、明確にあり方を定めていくことが必要です。

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