仕組みを憎んでミスを憎まず

ミスをしてしまうこと、ありますよね。部下がミスをしたら、つい、カーッとなってしまう、なんてことも上司あるあるです。ですが、ミスそのものを責めるよりも、もっと大切なことがあります。

それは、ミスをした時の背景や原因に頭を巡らせることでしょう。実は、それをすることにより、精神論に訴えるより、より、ミスを防ぎやすくなります。

人はどうしてもミスをしてしまうものです。単なるうっかりもあるでしょうし、また、精神状態や心身の状態によりミスをしやすい、という状況もあるでしょう。なので、そもそも論として、ミスを防ぐための仕組み、というもの必要です。例えば、出来上がった書類を一目散に提出せず一旦時間をおいて、見直す時間を作る、とか、そういうことです。

ミスをした場合、というのは、往々にしてミスを防ぐための仕組みがない、ということがあったりもします。そういう時は、どうしてもそのミスが起こったのか、そのミスを再発させないためにどうすべきか、ということを考える必要があります。考えた上で、きちんとルール化し、仕組みとして組み込むことが必要です。

あとはもう一つ。ミスが起こるからこそ、仕組みを変えられるという面があります。何も起こらないと、仕組みが必要だ、、と思っても、なかなか、仕組み化できないものです。業務フローを変えるのはやっぱり負担がかかるので、「こういう仕組みがあったほうがいいよな、、、」と思いつつも、そのまま時が流れる、ということあります。ミスが起こったら、ミスをした人も反省の念があるため、業務フローの修正も受け入れやすい、のです。

ということで、ミスがあったら仕組みを変える、ということを意識してみるといいと思います。ただ、注意したいのは、実は「今後、気をつけます」の方が効率的だったりすることもないわけではないので、その見極めは必要でしょう。

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