税理士がインターネットやチャットGPTとどうやって付き合っていくか

士業をしていると、「インターネットの発達で仕事がなくなる」、「チャットGPTの台頭で仕事がなくなる」ということを言われることがあります。それについて少し考えみました。

当たり前と言えば当たり前な話で恐縮ですが、仕事がなくなる人と、そうでない人に分かれる、ということです。もっと具体的にいうと、うまく活用できる人は生き残るし、そうでない人は淘汰されていく、ということでしょう。

わかりやすい例だと、インターネットの発達。従前であれば、ここまでインターネット空間に情報が溢れているので、もう、税理士に聞かなくても、一般納税者が税法のこととかググって調べればことが足りる、というように思われていました。確かに、国税庁のウェブサイトを見ると非常に情報が充実しているので自分に調べられますよね。そういった面で、税理士の仕事はなくなるということもできるでしょう。

じゃあ、実際はどうなったか、というと、確かにそういうことも増えて、一般納税者だけで完結できることが多くなったのも事実です。ですが、やっぱり、直接税理士に聞かれる、ということもなくはないし、結構、税務相談で聞かれることも多かったりします。で、聞かれた時に、税理士はどこを確認するか、というと、まずはインターネットです。インターネットから情報を拾い吟味し、考えた上で、噛み砕いて回答します。本や文献を追うより、まずはググることにより、効率的に調査ができます。それに、税法の条文もe-Govとかでインターネット空間で見れますので、インターネットにより質問対応やリサーチが効率的に行われるようになった、、とも言えるでしょう。

チャットGPT、確かに脅威を感じます。ですが、これも、結局は、それを使いこなせるか、それともそうでないかで勝負が決まってくる面があると思います。なので、テクノロジーの変化にキャッチアップし必要に応じてきちんと活用していく、ということが必要になってくるでしょう。

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