大胆さと慎重さ、相矛盾するが大切な性質をどうバランスさせるか

大胆であること、慎重であること、人生を快適に生きていくためには両方の性質が必要です。ただ、人によって大胆よりな人、慎重よりな人、の両方のタイプの人がいます。じゃあ、どうバランスをとるか考えてみましょう

大胆であること、慎重であること、両方とも必要です。車で例れば、アクセルとブレーキのようなもの。大胆に物事を決めて行動していくことにより人生は開けていくし、ただ、あまりにも無理してぐいぐい行き過ぎると足をとられて大ダメージを受けてしまうということです。車もアクセルとブレーキをうまく使っていくことにより、スムーズな運転ができるように、人生も大胆さと慎重さのバランスをとっていくことによりうまく進むものです。

そのバランスをどうとるか、というのは、結構、難しい。大胆な人、慎重な人、それぞれでバランスのとり方が異なってくるからです。

そのために必要なことは、まずは、自分のタイプを知ること。自分は大胆なのか、それとも、慎重なのか。自分のことは意外とわからないもので、自己判断だと判別を誤る可能性もあるので、性格テストや周りの人の意見や評価を聞いて客観的に把握する必要があります。大胆な人が、自分は慎重にだと思うあまりより大胆になってしまうのは避けたいところですよね。

気を付けたいのは、同じ人でも場面によって大胆、慎重と異なる性質を示すところ。例えば、ぼくの場合、一人で旅行するのは多少治安が不安にあってもホイホイでかけてしまうので、その点については大胆です。ただ、仕事や対人関係については、慎重になってしまい、なにもできなくなってしまうことも多いです。

じゃあ、自己分析が終わったらどうするか?意図して、自分の感情とは逆のことをしてみるというのがあります。大胆な人は慎重に物事を考え、逆に慎重な人は大胆に行動する、とバランスがとれます。が、これは結構難しく、意識してやらないとだめです。あとは、合理的に考えて、自分の心情とは異なるけど、こちらの選択肢がいい、という合理性を担保する、ということも有用でしょう。

もう一つは、人と組む。大胆な人と、慎重な人がチームで物事に当たる、ということです。そうすると一人一人はバランスがとれていなくてもチームとしてはバランスがとれることになります。

ここで、注意点が2つ。まずは、大胆な人がリーダーとなる、ということです。車で例えるとブレーキのほうが強いと車が動かないと同じで、慎重な人がリーダーになると、ストップをかけてしまいがちです。アクセルのほうが強くなるよう、大胆な人がリーダーシップをとることが望ましいです。

それともう一つは、お互いが相手を尊重する。お互い感性が異なるので、同じ事象でも、別の判断となりがちです。それを否定してしまうと、仲が悪くなるばかりで、これはこれで物事は進みません。なので、お互いがお互いの考えを尊重し、意見を建設的に交換し、組織としての意思決定や行動を決めていくことが必要です。

こう考えると実は、同じ感性の人どうしが組むと感性が合うので、組織の中は非常にスムーズに物事が流れます。ただ、組織としては、慎重な人が組むと慎重さが倍増するので、全体としてのバランスが非常に崩れてしまう恐れがあります。

ということで、大胆さと慎重さのバランスのとり方を検討してみました。

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