インボイス制?新しい規則、税制改正を理解するために踏まえておきたいこと

そろそろ、インボイス制ということが世間の口の端に登るようになってきました。ただ、この制度、一般に結構理解しにくい面があるのでは、と思います。実は、これに限らず新しい規則や改正を知るために押さえておきたいことがある。そんなことをば。

それは新しい規則や改正を知るためには、基礎となる制度、旧制度の内容を理解しておくことが必要です。それ抜きに、新規制や改正の勉強をしても理解できません。

インボイス制に即していうと以下の通り。インボイス制の骨子は、適格請求書なる請求書を保存しないと仕入税額控除ができないこと、適格請求書を発行するためには発行事業者になる必要があることです。

それはそうなんですが、これを理解するためには、仕入税額控除とは何か、とか、現時点における仕入税額控除の要件は何か、ということを理解していないとインボイス制をきちんと理解することはできないと思います。

ですので、新しい規制や改正を勉強するためには、旧制度を理解しておく必要があるのです。インボイスの場合であれば、消費税の仕組みや仕入税額控除とは、といったところから学ぶとインボイス制も理解しやすくなります。まさに、いそがば回れですね。

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